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木造スパン表、構造ツール、kozo_function


2013年9月27日金曜日

備忘録、単純梁任意の点のたわみ量δ

集中荷重の任意の点の変形量δ




aの範囲

θ=0の時のx=√{(L^2-b^2)/6}より

任意点xの位置のたわみ量

θ=-P・b/(L・E・I)・(x^2/2-(L^2-b^2)/6)

δ=-P・b/(L・E・I)・(x^3/6-(L^2-b^2)/6・x)


bの範囲

上記式を反転して

任意点xの位置のたわみ量

θ=-P・a/(L・E・I)・((L-x)^2/2-(L^2-a^2)/6)

δ=-P・a/(L・E・I)・((L-x)^3/6-(L^2-a^2)/6・(L-x))




中央集中荷重の任意の点の変形量δ




任意点xの位置のたわみ量


X≦L/2の時

θ=-P/(2・E・I)(x^2/3-L^2/8)

δ=-P/(2・E・I)(x^3/6-L^2/8・x)




等分布荷重の任意の点の変形量δ




任意点xの位置のたわみ量

θ=-(w・L/4・x^2-w/6・x^3-w・L^3/24)/(E・I)

δ=-(w・L/12・x^3-w/24・x^4-w・L^3/24・x)/(E・I)


2013年9月7日土曜日

手計算の為のエクセルの動的な式の構築、其の二

前回の続きです

前回の式の動的構築ではセルをひとつひとつ手作業で参照させる為、対象となる

セルが多くなると非常に手間でした。

今回紹介する方法では参照するセルが複数になっても簡単に動的な式を構築出来る

方法を紹介します。

今回もアドインを使用します。

TEXTCALCと私のホームページにある数式関数のアドインを使用します。


アドインの導入は前回を参考にして下さい。

数式関数の使用ルールはこちらを参考にして下さい。

http://yamasatosato.wix.com/tool#!/c1y59

使用はフリーです。



では式の構築方法を説明します。


エクセルのA1のセルにa

A2にb

A3にc

A4にd

A5にeと入力して下さい。


B3のセルにa*b

B6にc*d+eと入力。


C3のセルに=sushiki(b3,a1:a5,d1:d5)

C6に=sushiki(b6,a1:a5,d1:d5)と入力。


D1のセルに13

D2に3

D4に10

D5に1と入力


D3のセルに=textcalc(c3)

D6のセルに=textcalc(c6)と入力して下さい。


セルの入力を表示するとこんな感じです。














そうしますとc3のセルにa*bの式13*3、その答え36がD3に

C6のセルにc*d+eの式36*10+1、その答え361がD6に表示されたかと思います。


下記の様になれば成功です。














前回の&で文字列を継ぐ方法より簡単に式を構築出来たかと思います。

A1~A5の頭文字をインデックスにB3,B6,C3,C6に式を構築、D1~D6にインプットと

答えが配置されるってイメージです。

D1,D2,D4,D5の数字を修正すると連動して式と答えが修正されますので試して

みて下さい。

この方法は手計算の計算書を作ることに強力な支援になるかと思いますので

ご利用してみてください。

応用して複雑な計算式も下記の様に式を入力するだけで計算できます。




もっと複雑なシートの作成例としてホームページで

屋内運動場の耐震診断シートがダウンロード出来ますので参考にしてみて下さい。

http://yamasatosato.wix.com/tool#!sushiki/c13j0


2013年9月5日木曜日

手計算の為のエクセルの動的な式の構築、其の一

エクセルで動的に計算式を構成し自動で答えを得る方法です。

手計算でシートを作る場合、変更が生じる度に式を修正していると大変です。

入力したセルに連動して式も修正し、その答えも連動して自動算出する方法を

提案します。

アドインとしてTEXTCALCを使用します。

下記ダウンロードして頂いてアドインをエクセルに登録して下さい。

http://homepage3.nifty.com/peace/textcalc/textcalc.htm

アドインの登録方法

EXCEL 2007場合

 C:\Program Files\Microsoft Office\Office12\LibraryのフォルダにTEXTCALC.xlaを入れる。




EXCELのオプションを選択して




アドインの中にテキストカルクが存在することを確認して設定をクリック





TEXTCALにチェックを入れてOKでアドインが導入出来ます。


アドインが導入出来たか試しにセルに入力してみます。

A1のセルに12*3と入力してみます。

A2のセルに=textcalc(A1)と入力してみます。

A2のセルに12*3の答え36が入ったら成功です。




A1のセルを修正すると連動してA2のセルに答えを返します。


13*3=39

無事アドインが導入できたら次に移ります。


セルを参照しながら式を構成します。

TEXCALCは先程試した様に文字列を自動で計算します。

セルを参照した文字列を構成する方法は文字列の連結を使用します。

A1のセルに12、A2のセルに3を入力します。

A3のセルに=A1&"*"&A2と入力します。

そうしますとA3のセルに12*3と表示されると思います。


式の意味を説明します。

セルの参照と文字列は&で接続出来ます。

そして""で囲むことでその中の文字は文字列として取り扱われます。

この場合*が文字列として取り扱われます。

つまりこの式でA1のセルの中身、*、A2のセルの中身といった順番の組み合わせ

が構成されたことになります。

おさらいしますと


&でつなぐ、文字は""で囲む


ってことを覚えてもらうとよろしいかと思います。

この組み合わせを利用していけばセルの修正に合わせて動的に式と

答えを導き出すシートが作れるかと思います。

ちなみにA4のセルに=textclc(A3)と入力しますとA4のセルに答えを出力できる様になります。

また試しにA1のセルを修正すると連動してA3、A4のセルも修正されますので

試してみて下さい。

このセル参照と接続を応用して計算シートを作ってもいいのですが参照する

セルが増えすぎるとかなりな骨のある作業となってしまいます。

次回はもっと簡単な方法でセルを参照した計算式を構成する方法を提案します。



2013年9月4日水曜日

建設業界の為のハードディスク故障保護其の2

其の2

さて先日の提案の続きですが前回はNASってゆうネットワーク上で使える機能を持った

ハードディスクを紹介させてもらいました。

このNASを搭載している商品を使えばサーバーを設置しなくてもネットワーク上で

ハードディスクを共有出来ます。



それをふまえてもう一つの提案をさせてもらいます。


おおよそのスモールオフィスはサーバーを設置せずにルータで社内LAN構築を

している所がほとんどかと思います。

こーゆーのです。




BUFFALO ハイパワー Giga 11n/g AOSS2対応 無線LAN親機


このルータの中には外付けハードを接続出来るNASの機能を持った物があります。

事務所にあるルータを確認してみて下さい。

上記ルータは安くてNASの機能も搭載しています。

もしNASの機能が付いているのであればあとはハードディスクを接続すれば

ネットワークで共有出来るハードディスクとして使用出来ます。

無かった時は前回のNASを導入するか比較検討してみて下さい。

このルータには無線機能を搭載している物もありますのでこれを機に無線化するのも

手かもしれません。

で、これにつなげるハードディスクですがこれも前回提案した壊れにくい物として

RAID機能を持った物が適切であると提案します。

テーマにはネットワーク共有を含んでますがあくまでハードディスクの保護が

メインテーマなので。。。。

ネットワークを搭載してないRAIDの外付けハードですがこういった製品があります。




I-O DATA USB 3.0/2.0接続 RAID対応 2ドライブ搭載外付ハードディスク 2.0TB HDS2-UT2.0

これをRAID1として使用すれば故障保護として有効に利用出来るかと思います。


周辺機器は日進月歩ですのでいい製品出てきたらまた紹介します。

よろしくお願いします。

2013年9月2日月曜日

建設業界の為のハードディスク故障保護其の1

設計事務所のみなさんはファイル共有構築はどうされていますか?

最近は家庭内LANの普及もあってネットワーク型のハードが大手メーカから

発売されています。

私もこれは皆で使えて便利だ!と思って使っていたのですが夏のある日、

停電でデータ消滅の悲惨な目に。。。。。。

定期的にバックアップを取っていたので数物件の消滅の被害で済んだ

のですがその日を境にデータ管理の大切さを身にしみました。

復旧にもそれなりの時間を裂きました。。。。。

で、windowsサーバを導入したのですが私以外の者が管理出来る物では

なく、又、必要以上の高機能である為、初期導入コストもそれなりのもの

がかかってしまいました。

ここで思ったのが設計事務所規模のスモールオフィス(あくまでも私の

周りの話ですが)でそれだけのコストを掛ける必要があるのかと。

さらにサーバ構築の知識がなければ業者に頼んでのLAN構築との

ことになります。

そこで私が選択したデータ消滅の憂き被害に合わない為の保護方法を提案します。


テーマは

安価であること

皆で使えること

データ消滅に対して保護された物

です。


ハードディスクのデータ保護方法にRAIDって方法があります。

詳しいRAID解説はhttp://e-words.jp/w/RAID.html

要約しますとハードディスク2台以上に同時にデータ保存をして1台が壊れても

他のハードディスクが生きてるのでデータが壊れにくいですよ!って物です。

RAIDレベルは適切に管理すれば1でも充分かと思います。

RAID1http://e-words.jp/w/RAID201.html

このRAIDとLAN対応のハードディスクを紹介します。



Shuttle NAS KD20 OMNINAS KD20



少々値が張りますがお手軽にRAID構成と社内LANの共有

ハードディスクが構成出来ます。

NASNetwork Attached Storageってファイルサーバです。

他にも大手メーカからNAS型のハードは発売されていますが

やはりこれも値が張るのが現状です。。。。

ユーザー側で少しセットアップが必要ですがこの製品がお手頃です。

これとハードディスクをセットでご用意下さい。

LANにつないでマニュアルどおりにセットアップすれば

社内共有出来てかつ故障に強い外付けハードが完成します。

将来的にはビックデータ、クラウド技術が発展して行くのでしょうが

これを導入されてみてはいかがでしょうか?

既に社内LANでハード共有出来る仕組みを構築している方向けには

後日別の方法を提案しますのでよろしくお願いします。